別に教師になりたい訳ではない、特に本が好きでもない、そんな調子の清(きよ)は何故だか高校の講師として文芸部の顧問を引き受けることになる。そこにはたった一人の部員 垣内との出会いがあった…。
前作「卵の尾」は大変素晴らしかったのだけど、こちらもなかなか期待を裏切らない出来。特に何がある訳でもなく、他愛のないエピソードの積み重ねなのだけど、登場人物たちの聡明さと優しさがとても心地よいです。ケレン味にまみれた作品も多い中で、こういう透明感を持った作品って貴重だと思います。
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図書館の神様 【瀬尾まいこ】
ある事件をきっかけに、思い描いていた未来を諦め、傷ついた心を抱えたまま惰性で国語講師として高校に赴任した清(きよ)。
だけどここでも、唯一やりたかったバレーボールの顧問にもなれず、やりがいを見出せない学校での仕事は苦痛でしかなかった。
そんな時、学校の図書館でひ