「ダ・ヴィンチ」による1999年の「BOOK OF THE YEAR」、「ミステリー・ホラー・SF部門」で1位に選ばれた他、ドラマ化もされた作品。ドラマは観ていなかったのですが、キャスティングが個性的だったので、この作品を読んだ時のキャラクターイメージはずっとドラマのものから抜け出せませんでした。
“児童虐待”というテーマを扱ってあるので、面白い作品ではあるけれども、読んでるうちに段々暗い気分になってきてしまいます。虐待を受けたという過去のせいで自分を削ることでしか生きていけない登場人物たちの姿が痛々しい。
全体としてはよくできてると思いますが、ラストだけはちょっと不満。もう一つはっきりしない、何だか先行きを棚上げしたような終わり方だと感じました。他にも「家族狩り」という作品を読んだんですけど、こちらも児童虐待や家庭内暴力などを扱った話なので、この作者はそっち方面に詳しくて、書き易いのかもしれません。
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