松岡圭祐のデビュー作。僕が知ったのは稲垣吾郎と菅野美穂主演で映画化されたから。原作と違ってサイコホラーにアレンジされてるらしいけど、稲垣吾郎の演技の拙さがある以上あまり観たいという気にはならないような…。
ある嵐の晩、ニセ催眠術師 実相寺則之の前に突然現れた色白の女。稲光が鳴り響く中、突如女は異様に甲高い声で笑い出し、自分は宇宙人だと叫び始めた…。そして、女の前に現れた東京カウンセリング心理センターの嵯峨敏也が見抜いた女の秘密とは?
面白かった。特に目新しい部分はないものの上手く精神医学とストーリーとを絡めていて読み易い。“催眠”という題名だけど、催眠というよりは実は多重人格の話。ダニエル・キースの「五番目のサリー」や「24人のビリー・ミリガン」を思い出す。
多重人格というのは病気みたいなものだという話だけど、どんな感じなのか全く想像がつかない。多重人格でもうまく人格を使い分けて暮らしている人もいるらしいけど。少なくとも「ジキル博士とハイド氏」みたいな極端なものではないらしい。
