死体をめぐる関係。こう言えば、すごくサスペンスあふれるような感じがするなあ。でも、このマンガはそんなことない。むしろ騒いでいるのは死体に関係のない連中ばかりだ。
死体をめぐる関係といっても、ただそれがあることを知っている、それを一緒に見たよね、埋めたね、というだけ。死体をメディアに連帯感とでもいうか、ちょっとした仲間意識みたいなものができて、それだけ。
あとはごく平凡すぎるくらいに日常だ。相手の心は分からないし、同じ体験をしても相手がどうそれを考えているかなんて分からない。そういう違いがどんどん出てくる。それを越えるような関係を望んだ人は、このマンガでは不幸になってるような気がする。
ただ、同じ時間を共有したよねという、そんな軽い感じの繋がり方は、(寂しいかもしれないけれど)いい感じだと思う。 - posted by 若
岡崎京子の代表作。作中に登場する『平坦な戦場で僕らが生き延びること』という言葉が全てを表しているような気がします。
岡崎京子の作品はコレしか読んだことないんですけど、非常に面白い作品でした。とは言っても、言葉で表すのは難しい良さ。人間関係の切なさやら生活のむなしさみたいなモノが滲み出ています。この作品を読んでショックを受けたという人も多いとか。
- 関連リンク
- リバーズ・エッジ(Amazon)
