代々家で守り続けられてきた海人(うみびと)の卵。街の発展の為にとマスコミで公開されてしまった卵に大勢の人が押しかけ、沿岸開発の話も持ち上がる。しかし、ただの言い伝えだと思われていた卵には不思議な力があり、不可解な現象が起こり始める…。
作者は「PERFECT BLUE」、「千年女優」の監督でも有名な今敏。絵も大友克洋風で僅かに古いものの、技術的には大層なものです。幾分昔の作品だというのもあって、テーマが『自然を守ろう』的なベタなのは仕方ないというところでしょうか。その辺の押しの弱さもあり、繰り返し読んでも面白い・・とは言えないですけど、一度読んでみる分には充分に楽しめます。巻末に収録されている「キンチョーの夏」は流石にちょっと厳しいです。
