前作同様とても地味な内容のファンタジー。例えば、今回出てくる“こわれた腕環”ことエレス・アクベの環。話の中では凄い力を持つ物とされています。稲妻を放出できるとか、火の中にいても平気だとか、失せ物が見つかるとか、通常のファンタジーならそうするところを、この作品では具体的な効能はさっぱり語られません。というより、そういう種類の力を発揮する物ではなく、目には見えるような力はないのかもしれないし、その価値を知らない者にはただの汚い腕環でしかないかもしれないけれど、それでもやはり力を持った道具なのです。
これだけ地味で抽象的なのに何故か読んでしまうという。この作品の魅力って一体何でしょうか。
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