とりあえず漫画版が話題になることが多い作品ですが、これは原作の4作目。漫画版も10巻を超えてから文庫版で発売されたのを読みました。
これまでは漫画版の抑えのような感覚で読んでたんです。この原作でしかないような話もありますし、漫画であった話でもどういう表現になってるのか、とか。でも、この作品は思いの外、新鮮な気持ちで読めました。漫画版がひたすら“あちら側にいってしまう傾向”があるのに対して、この原作は最初のスタンスを守ったままなのです。この後「生成り姫」→「龍笛ノ巻」へと続くんですけど、少なくとも「生成り姫」を読んだ限りはまだ変わってませんでした。
・・ということで、漫画版は漫画版でアリかもしれないけれど、昔の怪異を解決していくスタンスも良かったなぁって方は一度手にとってみても良いかもしれません。漫画版では語られないであろう蘆屋道満との呪術合戦が収録されてるのも注目です。
