京極堂 シリーズ / 京極夏彦

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人を殴り殺せる厚さ、それがこの京極夏彦の京極堂シリーズです。その厚さで文字は“二段仕込み”という本なので、ある程度読書に関して熟練のある人にしか薦められません。シリーズを重ねる毎に太くなっていったのですが、「塗仏の宴」ではとうとう2冊に分かれてしまいました(それでも結構太い)。題名にはPC使いなら一度は泣かされてる筈。
家業が神主、本業は古本屋、副業として憑き物落としを営む通称・京極堂こと中禅寺秋彦、売れない小説家の関口巽、人には見えないものが見えてしまう(自称)探偵の榎木津礼二郎、根っからの荒れくれ刑事である木場修太郎・・とその他の面々が巻き込まれる様々な事件。いろんな要素が複雑に絡み合った事件は一体どういう終結を見せるのか?
一応ミステリーって分類されてるけど(まあそうなんだろうけど)、あんまりそういう感じはしません。精神的には相当キツく、下手すると取り込まれてしまうくらい文(若しくは構成)が巧いので、最初に読んだ時には当分の間、後遺症に悩まされるでしょう。ただそれでも読むだけの価値はある、そう断言します。いろいろ勉強にもなるし。
そう言えば、「塗仏の宴」ではこのシリーズをそろそろ締めにかかる展開だったような気がしたのですが、次回作あたりでキリがついてしまうんでしょうか。

関連リンク
大極宮(公式サイト)
京極堂シリーズ(Wikipedia)
京極夏彦 京極堂シリーズ(Amazon)

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