この作品がたった一回、1時間TVで放映するためだけに作られたということに驚く。岩井俊二がTVでの作品なのに、新人監督賞を映画協会から貰ったというのも納得。
それにしても何て子どもたちがリアルなんだろう。NHKで演じている子どもたちと違って、ああこういう喋りする奴いたなぁとか、こういう振舞いをするのいたいた、という感じがものすごくする。それはストーリーにも言えると思う。こんな体験をしたことなくても、何故か自分の小学校時代を思い出してしまう。
アンハッピーエンドな展開をみた後で、そうではなかったかもしれない展開が続くストーリー。それはアンハッピーエンドではないけれど、ハッピーエンドでもない。先延ばしのアンハッピーエンド。映画を観ている僕にはそれが分かっている。
僕の想いを越えてどこか別のとこで事態が進んでいて、それがハッピーであったりアンハッピーであったりするのも、どの視点で区切るかの違いなんだろうなあ。そういうことを観るたびに感じる。 - posted by 若
