
「耳をすませば」より取り入れたデジタルアニメの手法をフルに使った作品。公開前から相当話題になりました。僕も公開2日目には観に行ってたし。
でも、何か期待外れ。ラストがドタバタになってしまってる上に、光に包まれて全てが丸く収まったというのはアリなのか? 何故か作品自体よりも歴史的な解釈が中心に取り立たされてたのも不思議。更にテーマが『自然の脅威と人間のエゴ』みたいなところまでいってたから簡単に答えが出せるとは思えないけど、何らかのものを形にして提示して欲しかったような気がする。
拘りが伺える映像もデジタルの使い方はいまいち。如何にも『ここはデジタルでやりました』って思えてしまう段階では辛い(気付かないレベルで使ってあるところもあるみたいだけど)。やるなら押井守みたいにモニター画像として使うとか工夫が必要だと思う。若しくはCGの質をもっと向上させるとか。一応、セルとの違和感を感じないようなソフトを使ったって話だから近頃の中途半端なデジタルアニメとは比べ物にならない出来ではあります。
正直この作品で宮崎駿作品に見切りをつけてしまった感があります。今でも嫌いになってしまった訳ではないにしても。
評価も興行も大成功したすごい映画。でも、なんであんなに大ヒットしたんだろう? 内容が良かったという人もいるけど、テーマは平凡だし結論も月並み。だって“自然/人間”、“自然/文明”の問題に“共生”というキーワードで答えただけ。
映画には“物語”が良いものと“感覚”が好いものがあるとするなら、「もののけ姫」は“感覚”が好かった映画なんじゃないかと思う。矢が飛んで行くシーンに代表される疾走感は、見ていて気持ち好かった。宮崎駿氏の映画の魅力は、飛翔感にあるのかもしれない。だから、今後のジブリ作品も、あの“感覚”を見せてくれるなら、きっと人気を保てるんじゃないでしょうか。 - posted by 若
販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント( 2001-11-21 )
定価:¥ 4,935 ( 中古価格 ¥ 3,387 より )
時間:133 分
3 枚組 ( DVD )
The art of the Princess Mononoke―もののけ姫 (Ghibli the art series)
著者/訳者:スタジオジブリ
出版社:徳間書店/スタジオジブリ・カンパニー( 1997-08 )
定価:¥ 2,900
単行本(ソフトカバー) ( 223 ページ )
ISBN-10 : 4198100020
ISBN-13 : 9784198100025


