新人賞受賞以来、パッとした活躍のない小説家の夫と、最先端医療に従事しながらパニック障害を患ってしまった妻との、都会の喧騒を離れた田舎暮らしの物語。
『何か遺言みたいな内容だな』というのが第一の感想。この作品には野望とか希望とかそういうものは一切なくて、ただ“これからを清く生きよう”、“訪れる死を清く迎えよう”というのがあるばかり。世代によっては深いところを突くのかもしれないけれど、少なくとも僕のような20代の人間が楽しめるような内容ではありませんでした。
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