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帰還 ゲド戦記 最後の書 / アーシュラ・K・ル・グウィン・作 清水真砂子・訳

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シリーズ第4作。前作の発表から18年の年月が開いているようで、この作品が発表されるまでは前作で完結だと思われていたようです(で、更にこの11年後に5巻が発売される訳ですが…)。
大賢人としての力を失ってしまった晩年のゲドと、「こわれた腕環」に登場したテナーが再登場します。前作までのファンタジー、冒険路線からはガラリと変わり、これまでも地味でしたけど、更に地味な展開が繰り広げられます。って言うか、もうここまでくると世界観が同じなだけの別な話としてでも通用してしまうような。
全体的にシリーズを重ねる毎に尻すぼみになっていってるように感じます。実際読んで面白いのは2巻、精々3巻までではないでしょうか(5巻は読んでませんけど)。

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さいはての島へ ゲド戦記III / アーシュラ・K・ル・グウィン・作 清水真砂子・訳

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世界の均衡が崩れだしたのを感じ取ったロークの大賢人 ゲドは、若き王子 アレンと共に旅に出る…。作中、ゲドはかなりの老人のように描かれてますが、実年齢は40~50歳くらい(?)とかいう記述があったような。平均寿命が短いのかな?
大賢人ともなったゲドは、まだ幼さの残るアレンの引導役といった感じで、活躍はあってもいまいち目立ちません。これまでのシリーズを通して、こちら側とあちら側、つまり生者と死者の世界がテーマになってるように思いますが、今回は本当に死者の世界に旅立つので、今までよりは派手かもしれないけれど、何となく煮え切らない感触も残ってしまいます。相変わらず掴み所の難しい、抽象的で哲学的な話なのですけど、中盤以降はダレ気味だったかなという気持ちも。でも、ここまで読んだので、あと2巻。何とか読んでしまおうと思ってます。

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こわれた腕環 ゲド戦記II / アーシュラ・K・ル=グウィン・作 清水真砂子・訳

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前作同様とても地味な内容のファンタジー。例えば、今回出てくる“こわれた腕環”ことエレス・アクベの環。話の中では凄い力を持つ物とされています。稲妻を放出できるとか、火の中にいても平気だとか、失せ物が見つかるとか、通常のファンタジーならそうするところを、この作品では具体的な効能はさっぱり語られません。というより、そういう種類の力を発揮する物ではなく、目には見えるような力はないのかもしれないし、その価値を知らない者にはただの汚い腕環でしかないかもしれないけれど、それでもやはり力を持った道具なのです。
これだけ地味で抽象的なのに何故か読んでしまうという。この作品の魅力って一体何でしょうか。

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影との戦い ゲド戦記I / アーシュラ・K・ル=グウィン・作 清水真砂子・訳

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宮崎駿に『是非ともアニメ化してみたい』と言わしめた(らしい)作品がこのゲド戦記シリーズです。とある農村で育ったハイタカ(ゲド)は魔法の才を見出され、本格的に魔法を学ぶことになります。その魔法学校で、虚栄心から自分の身体を乗っ取ろうとする“影”を呼び出してしまいます。自らが引き起こした事態を収拾すべく、ゲドはあてのない旅に出るのでした…。
ハリー・ポッター シリーズのような魔法が登場するのかと思っていたら、物質の真の名前が魔法を力あるものにするとか、魔法を使用する時は均衡を破ってはいけないなどなど、どちらかいうと「陰陽師」に近いような世界観。後半はひたすら影を追いかけるだけの内容で、自身との戦いとか非常に地味ではあるのですけど、それでも案外楽しんで読めた方だと思います。とりあえず続きも読んでみようかと考えてます。

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空飛び猫 / アーシュラ・K・ル=グウィン 村上春樹・訳

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村上春樹の訳が巧いという話を聞いたので、一度読んでみようかと思って読んでみた作品。シリーズとして3冊くらい出てます。
特に何ということもないような内容。猫好きな人ならともかく、そうでない人には(少なくとも僕にとって)本当にそれ以上の感想が持てないような気がします。

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