
モニタなどを通さずにデジタルな物体が見える“電脳メガネ”の普及で、日常とバーチャルの境目が曖昧になった世界が舞台のアニメ。専門用語が次から次へと登場して、パソコンが苦手な人なんかは舞台設定を理解するだけでも苦労するかもしれないけれど、一見現実と同じような世界に、ユニークなアイデアがうまく盛り込んであって感心してしまいます。
序盤は電脳世界を不正利用する子どもたちと、サッチー(作中に登場するウィルス駆除ソフト。電脳メガネをかけた状態では実体があり、子どもたちに恐れられている)のドタバタでしたが、物語が進むにつれ、徐々に深刻な展開に。初期のノリの良さは凄く気に入ってたので、中盤以降は面白いんだけど、何だか寂しい気持ちも残ってしまいました(伏線に次ぐ伏線で若干大味な展開になったのもその一因)。物語で重要な役割を果たすことにもなる電脳ペットのデンスケの健気さに、初回のでんぐり返りからハートをがっつり掴まれっぱなし。
久々に次回放送が楽しみで楽しみな作品でした。オススメです。
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- 電脳コイル(公式サイト)
- 電脳コイル(Wikipedia)
- 電脳コイル(Amazon)
登録タグ: アニメ, バーチャルリアリティ, 名作

シリーズ3部作の最終作。やたらと哲学的だった2作目からまた一転、今度はバリバリのアクション重視の作品になってます。元々マトリックス空間での非現実的なアクションや演出が話題になった作品なのに、現実世界の方でいくらジャンジャンバリバリやろうとも全くノっていけないです。ラストも何だかなぁという感じだったし、1作目から順調に盛り下がっていったような印象です。
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- The Matrix(公式サイト)
- マトリックス・レボリューションズ(Wikipedia)
- マトリックス・レボリューションズ(Amazon)
登録タグ: MATRIX, ウォシャウスキー兄弟, バーチャルリアリティ, 洋画

シリーズ第2作。ネオは救世主として覚醒したものの、ザイオンはロボットの侵攻に脅かされていた。それを阻止する為、ネオたちは回避策を模索するが…。
哲学的になったと言われるこの作品では、ビジュアル的には特に目新しい部分はありません。前半のザイオンパートの盛り下がり様は特筆モノですし、アクションシーンに入るとストーリーが停滞してしまうという、非常にチグハグな印象を受けてしまいます。
では、テーマは面白かったのかと言うと、そちらもあまり…。今回の作品で前作は導入編でしかなかったというのがよく分かるんですが、その導入部の方がよほど魅力的でしたし。設定が話の見せ方を無視して言葉でしか説明できてないので、『言いたいことは分かるのだけど、だから何なの?』って感じ。
アクションシーンの面白味がなくなってしまったのは、ガンアクションが減ってしまったからではないでしょうか? 殴り合いと斬り合いが増えてますけど、あの世界で殴り合いは何か意味があるのか…?
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- The Matrix(公式サイト)
- マトリックス・リローデッド(Wikipedia)
- マトリックス・リローデッド(Amazon)
登録タグ: MATRIX, ウォシャウスキー兄弟, バーチャルリアリティ, 洋画

「マトリックス」のサイドストーリーを描いた8編の短編アニメ集。DVDを見せてくれた若さんに感謝。
全体的に尺が短く(一編10分程度)、「マトリックス」の性質もあって、実験的な作品が多いです。スタッフが豪華なので、アニメのバリエーションとしては見応えのあるものになっています。でも、素直に面白いかというと、実際面白かったのは川尻善昭の「World Record」(地味な話だけど、キャラデザインや動きが面白い)と森本晃司の「Beyond」(流石に完成度が高い)くらいだったというのは…。そして、そのどちらも強引に「マトリックス」に絡めたような話で、関係なくまとめようと思えばまとめられそうな感じだったり。
個人的に「マトリックス」は世界観よりも映像表現を評価してるので、サイドストーリーという意味では特に面白く感じられませんでした。
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- The Matrix(公式サイト)
- アニマトリックス(Wikipedia)
- アニマトリックス(Amazon)
登録タグ: MATRIX, アニメ, バーチャルリアリティ

「リネージュ」というオンラインゲームがあって、その架空の世界の中で使われる武器などが、現実の世界で金銭取引されているそうだ。他のオンラインゲームでも似たようなことがあるらしい。だとすると、もう架空の世界と言えるんだろうか。何か株取引だって、かなり架空の世界だものなあ。
ゲームはクリアするとプレイヤーのレベルが上がったり、次の段階に進んだりする。現実世界はそんな単純でない、ゲームみたいにマニュアルがないと言う人もいるだろう。でも、“現実”の世界というのもゲームの世界みたいに見ることは決して不可能でないと思う。
この映画を見ていても、『これが現実の世界だろうか、それとも虚構の世界?』という疑問は、岡島二人の「クラインの壺」を読んでいるときみたいに持つことがなかった。ただクリアしていくことというシンプルな世界が、どこまでもゲームだなと思う。全ての行動が次のステージなるものに向かっている。
いったい何がクリアであって、いったい何が次のステージなのか分からない社会で生きている僕には、どんなに緻密な謎が隠されていても、この映画の中の世界はゲームだ。ただゲームであるかのように見ることで、少し楽に生きられたりするのかもしれない。 - posted by 若
「機動警察パトレイバー2 the Movie」、「GHOST IN THE SHELL」で有名な押井守監督の実写作品。ただ単にカメラで撮るだけでなく、撮った映像に着色したりと映像的にはいろいろ凝った作品です。
セピアトーンで統一された映像は美しいし、(監督自身が好きだという)ゲーム「ウィザードリィ」をベースにしたっぽいバーチャル世界の設定や演出なんかは面白い。でも、ストーリーがいまいち。『ここは現実なのか、それとも仮想現実なのか?』ってとこで、要は岡嶋二人の「クラインの壷」っぽい話で、今までの作品からもう少し突っ込んだ内容が見せてもらえるのかと思ってただけに期待ハズレ。
バーチャル世界をもっと説明していけば面白くなったような気もするのですけど。寧ろ、現実世界を一切描かない作品というのでも面白くなったような。
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- アヴァロン(Wikipedia)
- AVALON(Amazon)
登録タグ: バーチャルリアリティ, 押井守, 独特の世界観, 邦画