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ダンサー・イン・ザ・ダーク / 洋画

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映画の中で登場人物の一人が言う。ミュージカル映画でいきなり歌いだすのは変だと。「ダンサー…」の歌い踊るシーンはそのような唐突なものではない。かつて武満徹が言ったように周囲のノイズも音楽に主人公セルマには聞こえる。ミュージカル・シーンはこうして自然に繋がる。
しかし、セルマが歌い踊るのは想像の中だけだ。だから周囲の誰も彼女のその世界を知らない。そんな想像の世界で彼女が歌うのは現実を受け止めかねるような情況のときだ。工場での労働中・転換点となる事件後・法廷にて…。そうやって現実をやり過ごしてでもセルマには叶えなければならない希望がある。ラストでその希望が実ったのか、はっきりと描かれない。ただ登場人物の一人が『成功した』と彼女に伝える。それが本当なのか(善意の)嘘なのか観客にはわからないけれども、セルマはそれを信じ高らかに歌いだす。それはもう逃避でない。失明の暗闇という極限状態から、死刑というこれ以上ない極限状態から、二重の極限状態の中で初めて現実の世界で謳うのだ。
映画の中でセルマは言う。ミュージカル映画の終わりを見たくないので、最後から2曲目で映画を見るのをやめるのだと。その通りセルマは「ダンサー…」のラスト曲を知らない。彼女の死と同時に歌は止まり、そしてカーテンが閉じられ映画は終わる。かくしてミュージカル映画が完成した――。 - posted by 若

奇跡の海」で有名なラース・フォン・トリアー監督の作品。ビョークの主演が話題になりました。
自分の病気が遺伝すると知りつつも子供を産んでしまったという業を背負うセルマが、自分の目が完全に見えなくなってしまう前にお金を貯めて息子に手術を受けさせてやりたい、という前半部は好き。でも、それを利用して騙され、自己犠牲こそ美しいと言わんばかりになっていく後半部は嫌い。
ミュージカルシーンは美しかったです。ビョークの歌にも部分部分で挿入されるだけの力があります。

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ダンサー・イン・ザ・ダーク(Wikipedia)
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恋におちたシェイクスピア / 洋画

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エリザベス朝時代のイギリスを舞台に主人公が恋に落ちる話。要するに時代劇のラブロマンス映画なんだけど、主人公があの有名なシェークスピア。謎の多い人物だった点を生かして、じつは名作「ロミオとジュリエット」は、シェークスピア本人の恋愛が隠されていたという想像のお話。アクティブな映像(登場人物の動作やカメラワーク)。ゴージャスな雰囲気(エリザベス朝時代の衣装にセット)。更に見事な構成の脚本(シェークスピアの恋と「ロミオとジュリエット」の台本がからんでいく)。なるほどアカデミー最優秀作品という逸品。 - posted by 若

「ロミオとジュリエット」がシェークスピア本人の物語だったという設定。有力候補が並んでいた年にアカデミー最優秀賞をとった作品です。
肝心のシェークスピアとヴァイオラ(だったっけ?)がベタベタしてるシーンがひたすら多くて、主人公であるこの二人の魅力がいまいち感じられない。どちらかいうと脇役たちの方が魅力的だった。最初は化け物のように見えたエリザベス女王が、最後まで見ると一番のナイスキャラだったりする。この人がいたから物語の最後をグッと引き締められたような気がします。

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ムトゥ踊るマハラジャ / アジア映画

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とにかく観ろ。娯楽作品かくあるべしという逸品。
ストーリーはあるが、とにかく踊りである。登場シーンが踊りであり、愛を告白するシーンも踊りである。踊りに始まり、踊りに終わると言っても過言ではあるまい(実際には、最初にガンジーの肖像が出る。さすがインド映画だ)。ムトゥにかかれば、格闘も踊りに見えてしまうし、カーチェイス(馬車だけどな)もまた踊りに見えてしまう。とにかく踊りであり、踊りである。それとタオル。んでもって大げさな演出、更にはインドならではのエキストラの数。これに尽きる。
尺が長いので、途中で邪魔が入らないよう周到な準備をしておくことをお勧めする。本当は、映画館で他の客と一緒にバカ笑いしながら観るのが一番いいんだけどね。映画全般に言えることだけど。 - posted by たくま

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ムトゥ踊るマハラジャ(Wikipedia)
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