
「戦場のメリークリスマス」などで有名な大島渚監督の最新作。監督自身、もはやかなり歳をめしてきてるので遺作になってしまうかもしれません。確かこれが映画を撮るのは最後だとも聞いたような聞かなかったような。
時は幕末。新撰組に美少年が入隊してきたところから物語が始まります。その美少年を中心とした衆道(いわゆる男色)をテーマに据えた話。
土方歳三にビートたけし。沖田総二に武田真治。そして新入りの美少年(名前忘れた)に松田優作の息子 松田龍平という(実力はともかく)豪華なキャスト。そして音楽は坂本龍一、衣装はワダ エミとスタッフとしては申し分のないメンバーです。
夜の闇の朧な雰囲気が巧い。それだけでも充分に観る価値があります。また衣装が格好良い。一般的に有名な水色と白に『誠』の旗ではなく、夜の闇に合わせたような黒い衣装。で、肝心の衆道なんですが、思ってたほど生々しくはないです。でも「戦場のメリークリスマス」もそうだったけど、大島監督がここまで男色ものに拘る理由は分かりません。
カンヌ映画祭にも出品されたんだけど、残念ながら受賞は逃したようです。確かに一般受け(少なくとも外国人受け)するような内容には見えなかったかも。
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- 御法度(Wikipedia)
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文庫で出てるやつを友達から借りて読みましたが、こいつは…脳髄に響きます。有名なだけは(十二分に)ある。
厩戸王子(聖徳太子)と蘇我毛人(蝦夷)がいて、冷え冷えとした王子の精神世界に毛人だけは通じることができる。それどころか二人がその気になれば雨雲すら呼べる。そんな天命もありながら、且つ、絶対に一緒になることはない。本筋はこうですが、それを表すストーリー構成は抜群。キャラも“飛鳥という時代に住んでいる”のがいい感じ。しかし、特にいうべきは“リアリティ”。毛人が笛を吹いて花が舞うところなど実に“ビリビリきたッ(脳髄にね)”。いいなあ。『飛鳥時代はこれでいいや』と思って間違いないでしょう(本当か)。
描線も細くて漫画の(王子の)雰囲気に合っているし。…私的には、蘇我馬子と額田部女王のコンビがなかなかではないかと。 - posted by maxi
聖徳太子がまだ聖徳太子と呼ばれる前、厩戸王子だった時代が舞台になっている、このマンガ。聖徳太子をマンガにしたというのも凄いけど、聖徳太子は蘇我毛人を実は愛していたという設定は、更に凄い。つまり、聖徳太子はホモセクシュアルだった! 更に聖徳太子は超能力者でもあったりする。そこに蘇我毛人の妹のかなわぬ恋や、記紀に記述されてる事件がからんでくる豪華さ。でも、聖徳太子が摂政になる前で終わるんだけど、どうして歴史をマンガ化したもの(「三国志」や「項羽と劉邦」とか)って、歴史の授業でやると軽く飛ぶところを選ぶんだろう。
ところで、このマンガでは厩戸王子の思いに蘇我毛人はこたえようとしなかったり、ホモセクシュアルなことに聖徳太子が悩むんだけど、飛鳥時代って、同性愛は変だったのかなあ? 日本では、明治までけっこうな数の男はバイだったんだけど……。だから、毛人も厩戸の思いを受け止めるが、仏教の教義ゆえ厩戸は悩むとか、権力争いの中で引き裂かれるとかしないとねぇ。まあ、聖徳太子なんて実在したか疑問視されてる人だから、ケチつけてもしょうがないか。 - posted by 若
お札の顔にもなった聖徳太子(厩戸王子)と蘇我毛人を主人公とした歴史モノ・・ですが、なんせ記録がほとんど残ってない時代のものなので、大雑把に史実に沿りつつ、作者の想像力(妄想ともいう)が思う存分発揮されている作品。「BANANA FISH」なんかと並んで少女漫画では名前を見かけることの多い作品でもあります。だからこそ買ってみたとも言えるのですが。
個人的にはちょっとついていけない部分が多いです。「BANANA FISH」では(かなり怪しいとはいえ)深い友情レベルだったものが、恋愛レベルにまで達してしまってるから。そう、厩戸王子(♂)と蘇我毛人(♂)の恋の物語なのです。正直、最後の王子が感情を爆発させるあたりでは引いてました。『毛人、好きだ』ってアリですか?
漫画としては巧くないし、絵は下手な部類に入るんではないかと。展開も中途半端に史実に縛られてるからかちょっとたるみ気味。評判ほど立派な作品だとは思えなかったというのが僕の感想です。
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タイトルにもあるように“青”がキーワードになった綺麗な作品。そのキーワードが作中の雰囲気や装丁、内容的に少し青臭さを感じるというのも含めてピッタリ当て嵌まります。僕はこういう話に素直に共感できる年齢は過ぎてしまったけれど。だからといってその年齢にこの作品に出会っていたとしても、理解はできていなかっただろうと思う。
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- blue(Wikipedia)
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「恋する惑星」で名前を初めて知った王家衛(ウォン・カーウァイ)監督の映画。
最初はゲイ・カップルが主役の映画としか思ってなかった。確かに三人の男性を中心にストーリーが進み、そのうち2人はゲイ・カップルだし、もう1人も同性愛っぽい。でも、ゲイが主役の話というより、たまたま主役がゲイだったという感じ。
レスリー・チャンが演じるゲイの“ウィン”は、『やり直そう』という台詞をトニー・レオン演じるパートナーの“ファイ”に向かってよく口にする。『(二人の関係を)やり直す』って意味なんだろうけど、『(今の関係を)やり直す』というのは、つまり『(人生を)やり直す』ということも意味してるんだろう。ただ、『やり直す』には、戻って再び始める地点が必要になる。
ストーリーの途中から登場する、一人で旅をする“チャン”は、“世界の果て”に来て、故郷に帰ることを決める。彼には“帰る場所”があったから。でも、父親が恐くて家族のもと帰れない“ファイ”は、途中でけんか別れした“ウィン”が、自分の“帰る場所”だったと気づくけど、地球の裏側で別れた二人が再会するには、世界は広すぎる。
“ファイ”がラストでどうやって希望を取り戻し、にぎやかな音楽でこの映画はエンディングを迎えるのか。 - posted by 若
ウォン・カーウァイ監督作。今回のは所謂ゲイモノ。そのことがあってか観るのを敬遠してたんだけど、周りの薦めもあって観てみました。
男同士の絡みがかなりおぞましい。冒頭からこれを見せられたので半分くらい引いてしまった。主人公の二人の意地の張り合いを延々見せられるだけで、キャラクターとしての魅力を感じられない。
2時間に満たない時間が長く感じられたというのはやっぱりそんなに面白いとは感じられなかったということ。う~む、やっぱりこの作品の良さはいまいち分からなかったなぁ。
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アル中の笑子とホモの睦月は戸籍上は夫婦。しかし睦月には恋人の紺(もちろん♂)がいたりもする。そんな2人(いや、紺を入れて3人)が繰り広げる何処となく寂しくて心温まる物語。
作中の空気がすごく澄んでいる感じ。睦月、笑子のそれぞれが互いを気遣いあっている姿が切ないです。睦月の愛人である紺も魅力的で憎めません。
ホモモノだからといって敬遠しないで一度読んでみることをお薦めします。
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