3月のライオン (1巻) / 羽海野チカ
「ハチミツとクローバー」の羽海野チカの作品。前作は美大が舞台、今回は17歳にしてプロ棋士になった男の子の物語。
「ハチミツとクローバー」ではギャグテイストが強かった前半部と、それぞれが抱える業を描いた後半部の重いめの展開が繰り広げられましたが、この作品もその後半部に近い作風。若くして勝負の世界に身を置くことで、失ってきたものとこれからも自らが得ることのできないものを自覚している零(主人公)の姿が重々しいです。
最近人気のある「ハチワンダイバー」などに比べると対局の描写はあっさり。人間ドラマの方が中心の展開になっています。まだまだこれからではあるけれど、今後が楽しみな作品。
