
「バジリクス」で見せた山田風太郎とせがわまさきの名コンビが再び・・と聞いて、こいつは押さえない訳にはいきません。会津七本槍に家族を惨殺された堀一族の女たちの復讐の物語。圧倒的な実力差の中でいかに復讐を遂げていくか。そこが指南役を買って出た柳生十兵衛の腕の見せ所となるのです。
作品名の“Y十M”は柳生の紋からだそうで。中盤までのいかにして会津七本槍を倒すかのくだりは面白かったのですが、会津編からは戦いも泥沼化してしまって、悪ふざけが過ぎる展開も多く、終盤は随分と盛り下がってしまいました。ラストもあっさりめ。
「バジリクス」と違い11巻までも買い続けたのに残念・・という気持ちが強いです。
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- せがわまさき電脳絵巻(公式サイト)
- Y十M ~柳生忍法帖~(Wikipedia)
- Y十M -柳生忍法帖-(Amazon)
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主人公だからといって(お約束的に)優遇されるということなく、他の登場人物と同じように無力感や絶望感を味あわねばならない、という作者の甘えを許さないスタイルは好印象。そういう中で主人公 エリアは徐々に自らに力を求め出し、手を汚すことも厭わなくなり始めます。それは麻薬組織のトップにまでのし上がった彼の父 エノアと同じ結末を迎えるのか、それとも違う道を歩むのか…。
登場人物たちが目的を持って何かを成すために動いていた中盤までに比べ、終盤の結末が見えてきたあたりから、物語が何処に向かっているのかわからなくなってしまいました。個々の要素やエピソードは別に複雑でもないのだけど、何故それらが連結されているのか、まぁ言ってしまえばダラダラ続いていた感が強かったです。ようやく完結を迎えたのですが、一旦冷えてしまった熱を再び呼び覚ませるようなラストではなかったのが残念。
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- EDEN 〜It’s an Endless World!〜(Wikipedia)
- EDEN -It’s an Endless World!-(Amazon)
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ゴードンとアダムは目覚めるととある密室にいた。部屋の真ん中には自殺体。部屋の対角線上に鎖で繋がれた2人は、部屋から逃げ出すことはできない。この状況を仕組んだ犯人からのメッセージが伝えられた時、この部屋からの脱出“ゲーム”が開始された…。
密室空間での推理劇というと「CUBE」を思い出しますが、まさしく「CUBE」っぽい作品だと思います。ただ、出てくる仕掛けやら描写やらがとっても悪趣味なので、この辺りは人を選びそう。いろんな悪意が随所で登場するのだけど、だからといって勧善懲悪でもなく救いもないので、後味は悪いです。徐々に謎が明かされていくラストまでの展開はよく練られていて飽きさせません。
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- SAW(公式サイト)
- ソウ(Wikipedia)
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長かったシリーズもついに最終巻。バンパイアとバンパニーズとの戦いに決着をつけるべく、合間見えるダレンとスティーブ。しかし、その戦いの裏には真相が隠されていて…。
全てが予想通りとは言わないけれど、大体こんなところだろうと思っていたところに落ち着いた感じ。ただ主人公と作者名が一緒なのを、きっちり説明して終えたのは押さえるところは押さえてると思います。シリーズ全般を通して、引きは強く続きは気になるけれど、趣味が悪いのは以前から言ってる通りだし、是非とも他の人にも読んで欲しいとはあまり…。
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- ダレン・シャン(公式サイト)
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登録タグ: シリーズ完結, ダレン・シャン, 悪趣味

暴虐で知られる駿河大納言 忠長によって開催された駿府城御前試合は、残虐として近年では例がない真剣を使用した勝負となる。そこに現れる2人の剣士。一人は片手のない藤木源之助。もう一人は盲目・跛足の伊良子清玄。この2人が互いに構える異様な空気の中、物語の舞台は2人の出会った数年前へとさかのぼっていく…。原作は故・南條範夫「駿河城御前試合」。
書店でレジに持っていくのがはばかられる装丁を見てもわかるように、非常にマッチョでグロテスクな作品。読み手を選ぶのは間違いないです。それでも(決していい趣味だとは思わないけど)着々と進む物語の主軸となる虎眼流の行く末が気になって仕方ないのです。現状を見てるとあまり長くもならなさそうなので、きちっと締めてくれるんでないかってのも好感触。
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