さらい屋 五葉 (1~4巻) / オノ・ナツメ

浪人の政は剣の腕は確かなものの、気の弱さが災いして仕官先が決まらず、臨時雇いの用心棒の仕事も長く続かない有様だった。そんな折、拐かしグループの五葉のリーダー 弥一と出会い、図らずもその仕事に手を貸してしまうのだが…。「IKKI」にて連載中の作品。
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浪人の政は剣の腕は確かなものの、気の弱さが災いして仕官先が決まらず、臨時雇いの用心棒の仕事も長く続かない有様だった。そんな折、拐かしグループの五葉のリーダー 弥一と出会い、図らずもその仕事に手を貸してしまうのだが…。「IKKI」にて連載中の作品。
安野モヨコの同名の作からの映画化。写真家の蜷川実花の初監督作としても注目された作品です。
遊郭を舞台にした作品は他にもありますが、破滅的なラストに向かっていくのが多い(ような気がする)のに対して、原作もそうでしたが、安野モヨコらしい痛快な話になっています。ただ、映像作り(特に色使い)はともかく、特別面白くはなかったです。土屋アンナも嫌いじゃないけど、ちょっと浮いてるような…(確かに主人公 きよ葉のイメージには近いのですけど)。
「バジリクス」で見せた山田風太郎とせがわまさきの名コンビが再び・・と聞いて、こいつは押さえない訳にはいきません。会津七本槍に家族を惨殺された堀一族の女たちの復讐の物語。圧倒的な実力差の中でいかに復讐を遂げていくか。そこが指南役を買って出た柳生十兵衛の腕の見せ所となるのです。
作品名の“Y十M”は柳生の紋からだそうで。中盤までのいかにして会津七本槍を倒すかのくだりは面白かったのですが、会津編からは戦いも泥沼化してしまって、悪ふざけが過ぎる展開も多く、終盤は随分と盛り下がってしまいました。ラストもあっさりめ。
「バジリクス」と違い11巻までも買い続けたのに残念・・という気持ちが強いです。
「鉄道員」などで有名な浅田次郎の作品。実写映画化もされています。武士としての才覚を持ちながらそれを発揮する機会なく過ごしてきた彦四郎は酔った勢いでお社にお祈りをしたところ、何とその祈りが天に通じ、神様が目の前に姿を現したのだった。ただし、神様とは言っても“貧乏神”だったのだが…。
調子の良い神々とのやり取りを何とかかんとかやり過ごす彦四郎のおちゃらけ物語かと思えば、最後はえらく大仰な感じになっていきます。自らが引き起こしたことを途中まで他人に擦り付けておきながら、最後だけ急に格好つけたみたいで、何だかそのあたりの展開に乗り切れませんでした。読みやすいのでさっくりとは読めますが…。