
他人とシンクロすることで深層心理を引き出す能力を持った青年の物語。話のディテールなんかは何処かで見たことあると言えなくもないけれど、どちらかといえばストーリー云々より言いたいことが先にあって書かれてあるような。
現代人の抱える負の部分をここまでうまく書ききってるのは見事。「MOMENT」でもそう感じたけれど、こちらはそれの更に上をいきます。まぁ物語の肝がそこにあるので、終盤などは盛り下がり気味ですけど。
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「MISSING」(未読)、「MOMENT」で有名な作者による短編集。表題の「FINE DAYS」他、4編が収録されています。
「MOMENT」は面白く読めたのだけど、こちらは何だかいまいち。部分部分の言い回しや表現は悪くないのだけど、ストーリー、特にファンタジックな展開だと一気に平凡に感じられてしまいます。例えば収録されている「FINE DAYS」にしろ「眠りのための暖かな場所」にしろ、序盤の日常が一番面白くて、徐々に話が明らかになるにつれてその気持ちは萎んでしまいました。
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とある病院に伝わる仕事人伝説。それは『死の間際にある人の願い事を一つだけ叶えてくれる』というもの。そして、その仕事人は清掃員の格好をしているらしい…?
一般的な仕事人モノのように悪者が裁かれる、といった話かと思いきや、実はそうではなく、思いもかけない結末が用意されていたりします。仕事人が動いたからといって、根本的な部分は解決していないような話もあって、いろいろ考えさせられたり。これも「ダ・ヴィンチ」のプラチナ本からなんですけど、「卵の緒」同様かなり当たりの部類に入ります。
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