
松岡圭祐のデビュー作。僕が知ったのは稲垣吾郎と菅野美穂主演で映画化されたから。原作と違ってサイコホラーにアレンジされてるらしいけど、稲垣吾郎の演技の拙さがある以上あまり観たいという気にはならないような…。
ある嵐の晩、ニセ催眠術師 実相寺則之の前に突然現れた色白の女。稲光が鳴り響く中、突如女は異様に甲高い声で笑い出し、自分は宇宙人だと叫び始めた…。そして、女の前に現れた東京カウンセリング心理センターの嵯峨敏也が見抜いた女の秘密とは?
面白かった。特に目新しい部分はないものの上手く精神医学とストーリーとを絡めていて読み易い。“催眠”という題名だけど、催眠というよりは実は多重人格の話。ダニエル・キースの「五番目のサリー」や「24人のビリー・ミリガン」を思い出す。
多重人格というのは病気みたいなものだという話だけど、どんな感じなのか全く想像がつかない。多重人格でもうまく人格を使い分けて暮らしている人もいるらしいけど。少なくとも「ジキル博士とハイド氏」みたいな極端なものではないらしい。
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催眠シリーズで有名な松岡圭祐の長編。超人気ゲームの「アクセラIV」をやった子供達に不可解な幻覚が見えるという事件が起こる。さて、その原因は何なのか?
催眠シリーズほど大げさじゃなく、それでいてそこそこ面白い。フォレス → SCEI、シグマテック → SEGA、愉快堂 → 任天堂をモデル(と言っても現実とは大分違うけど)にしてあることが看破できるくらいゲーマー度が高ければ更に楽しめるんではないかと。
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催眠シリーズとは別の中編作品。世捨て人同然に暮らしている主人公が、ある事件をきっかけに地元の裸祭りの神人に挑戦しようとする物語。
どうやら藤原伊織あたりのハードボイルドな話を書きたかったような印象を受けますが、あまり成功しているようには見えません。そういう路線でいくならもっと台詞回しに鋭さがあるとかの工夫が必要だと思われます。
更に信じていたものの全てに裏切られるというラストは何とも後味が悪いです。
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鈴木光司のリング シリーズ(厳密には映画版の方)の「リング0」にあたるような事件が起こるその前には・・というような話。「催眠」、「千里眼 -ミドリの猿-」で登場した嵯峨敏也が主人公。
全体的に普通な内容でした。別に新しい事実が判明したりした訳でもないし。番外編的な短編としてならアリかなってくらいで。
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「催眠」の嵯峨敏也、「千里眼」の岬美由紀の二人が主人公。シリーズを重ねる毎に話のスケールが広がっていきます。ここまでくると胡散臭さを感じなくはないけど、それでも何故か引き込まれてしまうのですよ。
「催眠」の時の嵯峨敏也の印象からいうと今回はかなりふぬけてしまってる。最後の最後でようやく元の切れ者に戻った感じ。
いかにも『戦いはこれからだ』的な終わり方をしていったので続編が出るのは間違いないでしょう。どうやら「千里眼」から三部作になるようです。
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