
S&Mシリーズで有名な森博嗣の(確か)3冊目の短編集。今回はS&Mシリーズからの短編「どちらが魔女」(とある重要事実が発覚します)と「双頭の鷲の旗の下に」、S&Mシリーズの西之園萌絵とVシリーズの小鳥遊練無が顔を合わせる「ぶるぶる人形にうってつけの夜」が収録されています。「ぶるぶる人形…」は両方のシリーズのファンにとっては貴重な1編なのではないでしょうか。
で、中身ですが、上に挙げた作品以外は別に面白く思えるモノは収録されていませんでした。どうも「まどろみ消去」あたりと比べると切れ味が落ちてきてるような気がするのですが。コジマケンのイラストは素敵でした。
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- 森博嗣の浮遊工作室(公式サイト)
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登録タグ: 森博嗣, 短編集

森博嗣、2冊目となる短編集。挿絵の“ささきすばる”って、つまりはスバル氏のことで、奥様ではありませんか。
これに収録されている「石塔の屋根飾り」、「マン島の蒸気鉄道」はS&Mシリーズからの短編。このS&Mシリーズの短編はこのようにクイズのような問題を出していく、というパターンになってるようです。後、Vシリーズのハシリ(?)の「気さくなお人形、19歳」も収録されています。
全体的にちょっと入っちゃったような(自己完結しただけのような)話が多いです。それにスバル氏のイラストで益々そんな印象を受けます。
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S&Mシリーズの第9弾。偶々居合わせた犀川助教授と西之園くんが巻き込まれる、モデラーの集会での密室殺人事件。
前作あたりから厄介そうな事件に見えて、実はこんなに単純だったという話になってきてます。んでもって、仕掛けの面白さより、登場人物の精神性を重んじる傾向があるように思われます(例えば、「封印再度」や「幻惑の死と使途」なども同様の傾向があります)。今回も密室殺人のトリックそのものより、犯人の嗜好性(又は動機や意図)と呼ばれるようなモノが一番不可解だったり。
個人的には久々に犀川助教授と西之園くんのやり取りが見られて満足。
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S&Mシリーズの第8弾。洋館で起こる密室殺人モノ。
あまり詳しくは語れないのですが、まさかあんなトリックだったとはって感じでした。最初からどうも違和感を感じてはいたのですけど。ミステリーとしての仕掛けは単純で、でも、小説としてのトリックにやられたという感じ。そういう意味ではシリーズ中の異色作とも言えると思います。
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S&Mシリーズの第7弾。前作「幻惑の死と使途」とは連作になってます。偶数章しかないのはそのせいだとか。
西之園萌絵の親友 簑沢杜萌が実家に帰省すると、家族は誘拐されており、自身も囚われの身となってしまう。まもなく家族は解放されるが、今度は家に居た筈の簑沢素生の姿が消えていた。それらは犀川助教授と萌絵が例の奇術師事件に巻き込まれている真っ最中のことであった…。
少し反則かと思えないでもない終わり方でした。今まではいろいろな状況証拠から筋が通るシナリオを構築して謎を解いていくという感じでしたが、この作品ではそれぞれの証言(部分的に欠落したり、意図的に隠蔽されたりしている)を基に失われたピースを補っていくという感じで、これまでの作品とはスタイルが違うように感じました。個人的に犀川助教授と萌絵のやり取りを楽しみにしてるので、その分、物足りないような。
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