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黒博物館スプリンガルド / 藤田和日郎

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大英帝国時代のロンドンで、高く飛び上がる機械を使い女性にいたずらをする“バネ足ジャック”。彼(彼女?)は正体を明かすことなく姿を消していた。そして数年後。今度は女性を殺害する殺人鬼となって、世間を騒がすことになるのだが…。「邪眼は月輪に飛ぶ」に続く藤田和日郎の中編作品。
こういうちょっと思いついたアイデアを、藤田和日郎風味にアレンジするとこれだけ楽しめる作品にしてしまえる力量は見事。ストーリー自体は王道なのに、ありきたりな物語になっていないのも巧いです。装丁もイイですね。

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黒博物館スプリンガルド(Wikipedia)
黒博物館スプリンガルド(Amazon)

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邪眼は月輪に飛ぶ / 藤田和日郎

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うしおととら」などで有名な作者の中篇作品。“月輪”と書いて『ガチリン』と読みます。その眼で見られればモニタ越しであろうと死に至るフクロウ ミネルヴァが米軍の管理より逃げ出してしまう。その眼の影響で日本は大惨事に。その前に現れたのは、かつてミネルヴァに唯一深手を負わせた猟師 鵜平であった…。
タイトルがインパクトあってイイですね。鵜平以外のハンター達が類型的で中盤の盛り上がりには欠けるけれど、終盤の対決に向けて物語は加速していきます。ほぼ同時期に発売された「黒博物館スプリンガルド」の方が好きではあるけれど、凡庸に終わらせない舞台設定のアイデアと、最後まで飽きさせないストーリー運びは見事です。

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邪眼は月輪に飛ぶ(Wikipedia)
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うしおととら (全33巻) / 藤田和日郎

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前半部はレベルが高かったのに、後半部はとっても酷いという僕にとって残念だった作品。佳作くらいはあげたいけど、減点が多すぎる…。
お寺の子である蒼月潮はひょんなことから自分の家の蔵にあった使用者の魂を削って妖怪を退治する“獣の槍”を手にすることとなる。その槍に300年間貼り付けにされていた妖怪 とらと共に妖怪達との戦いに巻き込まれていく潮。そしてその背後には巨大な影があった…。
絵や話の見せ方は洗練されていったし、最初から基本的には話は臭かった。でも、それが気にならない何かがあったんだと思う。それが“HAMMR”が出てくる話あたりを境に臭いだけの作品になってしまった。短編を集めた別冊として出てる「外伝」はそれの集合体。その流れをくんだ連載中の「からくりサーカス」は…。「時限鉄道」とか滅茶苦茶良かったのになぁ。
それにしても巻末にたまに付いてる「うしとらクイズ」には笑わせてもらいました。アレンジがまた上手いんだわ。

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うしおととら(Wikipedia)
うしおととら(Amazon)

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