
主人公だからといって(お約束的に)優遇されるということなく、他の登場人物と同じように無力感や絶望感を味あわねばならない、という作者の甘えを許さないスタイルは好印象。そういう中で主人公 エリアは徐々に自らに力を求め出し、手を汚すことも厭わなくなり始めます。それは麻薬組織のトップにまでのし上がった彼の父 エノアと同じ結末を迎えるのか、それとも違う道を歩むのか…。
登場人物たちが目的を持って何かを成すために動いていた中盤までに比べ、終盤の結末が見えてきたあたりから、物語が何処に向かっているのかわからなくなってしまいました。個々の要素やエピソードは別に複雑でもないのだけど、何故それらが連結されているのか、まぁ言ってしまえばダラダラ続いていた感が強かったです。ようやく完結を迎えたのですが、一旦冷えてしまった熱を再び呼び覚ませるようなラストではなかったです、残念ながら。
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- EDEN 〜It’s an Endless World!〜(Wikipedia)
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登録タグ: 完結, 悪趣味, 遠藤浩輝

「EDEN」で有名な遠藤浩輝の短編集、その2。性描写がきわどかったせいで1年間の発売延期を余儀なくされた「Hang」、自伝的漫画(?)の「女子高生2000」、極道とその息子を描いた「プラットホーム」(前・後編)、描き下ろしとなる「ボーイズ・ドント・クライ」が収録。
前回の短編集に比べると技術的には相当上達しているんだと思いますが、何故か前のような衝撃はありませんでした。前作と同様に内心を吐露したような部分は変わらないものの、何となくそのこなれ方に差があるような。絵がこなれすぎた為にその辺のぎこちなさが目立つようになってしまったのかもしれません。
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- 遠藤浩輝短編集2(Amazon)
登録タグ: 短編集, 遠藤浩輝

「アフタヌーン」で「EDEN」を連載中の作者の「カラスと少女とヤクザ」、「きっとかわいい女の子だから」、「神様なんて信じていない僕らのために」の3編を収めた(その名の通り)短編集。
絵はそんなに上手くないし、人間関係は乾きまくってる。テーマは結構露骨に語っている割には何が言いたいのかいまいち良く分からない(僕の読解力のせいか?)上に暗い。
でも、何か惹かれる部分があるのも事実。特に『神様なんて…』は好きな感じ。台詞回しも面白いし。今後が気になる作家であることは間違いない。
それにしても「アフタヌーン」の漫画ってレベル高いですよね(雑誌自体は買ったことないけど)。
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- 遠藤浩輝短編集1(Amazon)
登録タグ: 短編集, 遠藤浩輝