‘鬱’ タグのついている投稿

めぐりあう時間たち / 洋画

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作家のヴァージニア・ウルフを中心とした3人の女性たちの物語。この登場人物の3人がひたすら『今この場で死ぬことができたなら、どれだけ楽になれるだろう』と思いながら生き続ける、とっても後ろ向きな話なので、とりあえず重い。重くてわかり難いけれど、何故かしら印象には残る作品。

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仕立て屋の恋 / 洋画

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人付き合いが悪く、近所からの鼻つまみ者になっているイールは、向かいに住むアリスの部屋を覗くことで、密かな恋心を楽しんでいたのだが…。
イールの生活スタイルは偏屈で極端だとは思うけど、人付き合いの煩わしさを完全にシャットアウトしてしまった方が気楽だというのは分からなくもないです(実践するのは大変ですが)。結局あのような報われないラストになってしまってるのだけど、あれはあれで幸せなのかもしれない。勿論、より幸せになれる方法があったとは言えど。

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リリイ・シュシュのすべて / 邦画

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中学に入って新しくできた友人が、劇的に変わってしまう。それも少し羨望の気持ちさえ持った優等生が。彼は中学に入って、強くなりたかった。
自分のイメージを変えるということは簡単なことかもしれないし、難しいのかもしれない。自分のイメージというのは絶えることなく今ここでの言葉・振舞いが造り上げていく。でも、過去あの言葉・振舞いも同時に思い出されなら理解される。
映画の中で優等生だと思われていた少年は、ある出来事を境にそれまでと違うイメージをまとう。彼のすることを周囲の人間はもうそれまでの彼のイメージで理解できない。全く新しい彼のイメージが動き出す。彼がそれを望んでいたかどうかは分からないけれど、動き出したイメージは再び彼のすることを束縛することになる。
この映画で、自分のコミュニケーションと心が激しく違ってしまった人物はいなくなってしまう。いじめのリーダーとなった少年、援交を強いられた少女。ただ自分の行為も心も変えられなかった少年と、自分の変化をばっさりと外に示して見せた強い少女が、最後にやわらかい光に包まれる。何かもの凄くキレイなのに残酷な映画だ。 - posted by 若

岩井俊二監督の最新作。ネットで連載されていた小説を映画化した作品とか聞いたような。
いじめ、援助交際、暴力、死。現代の、あの世代の少年・少女たちにとって、これらの出来事はテレビの向こう側の物語ではなく、自らの生活の延長線上で繋がっています。それらを容認する訳でなくても、それらを自分の内の何処かに住まわせねば外の世界との接点は得られません。それらに呑まれ自分の手で犯してしまう人間、逆にそれらの被害者となる人間。この2つは紙一重で、どういう育ち方をしてきたからああなるとかいう類のものでないことも既に(感覚的に)理解しています。
この作品に登場する残酷で胸糞悪くなるようなエピソードは、平坦な日常の物語。そこを潜り抜けてくる少年・少女たちの先には、一体何が見えるのだろう…?

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奇跡の海 / 洋画

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ビョークの主演で話題になった「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と同じラース・フォン・トリアー監督の作品。綺麗なタイトルとは裏腹に意外とドロドロした内容です。
危うい二人の関係を描いている前半部は好き。でも、途中くらいからおかしくなってきてしまう。魅力的だった主人公が狂信的な妄想に捕らわれてボロボロになって死んでしまうラストが何とも後味が悪い。そして、その代償としての“奇跡”が救いとしてはチープすぎるように感じます。
ちょっとついていけないような感じでした。

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ダンサー・イン・ザ・ダーク / 洋画

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映画の中で登場人物の一人が言う。ミュージカル映画でいきなり歌いだすのは変だと。「ダンサー…」の歌い踊るシーンはそのような唐突なものではない。かつて武満徹が言ったように周囲のノイズも音楽に主人公セルマには聞こえる。ミュージカル・シーンはこうして自然に繋がる。
しかし、セルマが歌い踊るのは想像の中だけだ。だから周囲の誰も彼女のその世界を知らない。そんな想像の世界で彼女が歌うのは現実を受け止めかねるような情況のときだ。工場での労働中・転換点となる事件後・法廷にて…。そうやって現実をやり過ごしてでもセルマには叶えなければならない希望がある。ラストでその希望が実ったのか、はっきりと描かれない。ただ登場人物の一人が『成功した』と彼女に伝える。それが本当なのか(善意の)嘘なのか観客にはわからないけれども、セルマはそれを信じ高らかに歌いだす。それはもう逃避でない。失明の暗闇という極限状態から、死刑というこれ以上ない極限状態から、二重の極限状態の中で初めて現実の世界で謳うのだ。
映画の中でセルマは言う。ミュージカル映画の終わりを見たくないので、最後から2曲目で映画を見るのをやめるのだと。その通りセルマは「ダンサー…」のラスト曲を知らない。彼女の死と同時に歌は止まり、そしてカーテンが閉じられ映画は終わる。かくしてミュージカル映画が完成した――。 - posted by 若

奇跡の海」で有名なラース・フォン・トリアー監督の作品。ビョークの主演が話題になりました。
自分の病気が遺伝すると知りつつも子供を産んでしまったという業を背負うセルマが、自分の目が完全に見えなくなってしまう前にお金を貯めて息子に手術を受けさせてやりたい、という前半部は好き。でも、それを利用して騙され、自己犠牲こそ美しいと言わんばかりになっていく後半部は嫌い。
ミュージカルシーンは美しかったです。ビョークの歌にも部分部分で挿入されるだけの力があります。

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ダンサー・イン・ザ・ダーク(Wikipedia)
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